BMS HEALTHCARE

スプリセル錠20mg・50mg

Q1 スプリセル錠の作用機序は?

A

ダサチニブは特定の蛋白チロシンキナーゼのキナーゼドメインにあるATP結合部位においてATPと競合します。BCR-ABLのみならずSRCファミリーキナーゼ(SRC,LCK,YES,FYN),c-KIT,EPH(エフリン)A2受容体及びPDGF(血小板由来増殖因子)β受容体を阻害します(引用1)。

<詳細>
(1) ダサチニブは特定の蛋白チロシンキナーゼのキナーゼドメインにあるATP結合部位においてATPと競合します。BCR-ABLのみならずSRCファミリーキナーゼ(SRC, LCK, YES, FYN)、c-KIT、EPH(エフリン)A2受容体及びPDGF(血小板由来増殖因子)β受容体を阻害します(IC50=0.2~28 nM)。一方、他の関連性のない蛋白チロシンキナーゼ(FAK、IGF1受容体、インスリン受容体、HER1/HER2受容体、VEGF受容体-2、FGF受容体-1、MEK、MET、EMT/ZAP-70、SYK)及びセリン/スレオニンキナーゼ(P38、PKA、PKCキナーゼ、GSK-3、CaMKII等)に対しては阻害を示さず、SRCに対する阻害活性はこれらキナーゼの100~20,000倍高いことが示されています。
(2) 分子モデリングの結果、ダサチニブはABLキナーゼドメインのA-ループが閉鎖状態にある不活性型(閉鎖型)立体構造に結合すると考えられ、また、X線結晶構造解析により、A-ループが開放状態にある活性型(開放型)立体構造にも結合することが示されています。

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