オレンシア点滴静注用を投与中にワクチンは接種してもよいですか。

一般にオレンシアを含む免疫系に影響を及ぼす薬剤は、予防接種の効果を低下させる可能性があります。小児患者には本剤投与前に必要なワクチンを接種しておくことが望ましいとされています(引用1)。

◆生ワクチン
オレンシアを含む免疫系に影響を及ぼす薬剤において,感染症に対する宿主の感染防御機構やワクチン接種に対する応答に影響を及ぼす可能性があります。オレンシア点滴静注用製剤投与中及び投与中止後3ヵ月間は、生ワクチン接種により感染する潜在的リスクがあるので、生ワクチン接種を行わないでください。 (引用1)。

◆不活化ワクチン
不活化ワクチンについては、オレンシア投与中におけるワクチン接種の有効性は不明ですが、健康成人へのオレンシア単回投与では、破傷風トキソイドおよび肺炎球菌ワクチンに対し抗体価の上昇が認められました。また、メトトレキサートを投与されている関節リウマチ患者へのオレンシア反復投与では、肺炎球菌ワクチン投与に対し抗体価の上昇が認められました(引用2)。

<点滴静注製剤での報告>
アバタセプト静注用製剤(以下IV)投与の7日前に患者(20例)に3価インフルエンザワクチンを接種したところ、接種35日後に、3価ワクチンに含まれるH1N1株、H3N2株およびB型インフルエンザ株に対する抗体価が上昇した患者の割合は、それぞれ55%、50%および35%でした(引用2)。アバタセプト静注用製剤(以下IV)の投与予定日の7日前(21例)に肺炎球菌ワクチンを接種したときの抗体価陽性率は、71%でした(引用2)。健康被験者(80例)を対象とした単回IV投与試験では、破傷風トキソイドワクチン接種28日後に抗体価上昇が認められた被験者は60%、23価肺炎球菌ワクチン接種14日後および28日後に少なくとも1種類の血清型に対する抗体価が認められた被験者は90%以上でした(引用2)。

<添付文書>
8. 重要な基本的注意
8.4 本剤投与中及び投与中止後3ヵ月間は,生ワクチン接種により感染する潜在的リスクがあるので,生ワクチン接種を行わないこと。また,一般に本剤を含む免疫系に影響を及ぼす薬剤は,予防接種の効果を低下させる可能性がある。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.7 小児等
9.7.1 本剤投与前に必要なワクチンを接種しておくことが望ましい。

<参考>
関節リウマチ(RA)に対するアバタセプト使用の手引き1)もご参照ください。
https://www.ryumachi-jp.com/publish/guide/guideline_abt/

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オレンシア点滴静注用250mgのよくある質問一覧

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