添付文書(引用1)ではワクチン接種は禁忌ではございませんが、ケナコルト-Aを使用中にワクチンを接種した報告も確認できておりません。また、症例によって投与量や投与経路は異なります。従って、ステロイド投与にて免疫力が低下した人は、充分な抗体価が得られない可能性もございますこともご勘案の上、接種の可否、投与間隔については個々の患者のリスクとベネフィットを考慮して接種をご検討ください。
<添付文書 9.その他の注意>
副腎皮質ホルモン剤を投与中の患者にワクチン(種痘等)を摂取して神経障害、抗体反応の欠如が起きたとの報告がある。
<麻疹、水痘について>
2.重要な基本的注意
(3)特に、本剤投与中に水痘又は麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である。
1)本剤投与前に水痘又は麻疹の既往や予防接種の有無を確認すること
2)水痘又は麻疹の既往のない患者においては、水痘又は麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行うこと。感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、適切な処置を講ずること。
3)水痘又は麻疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても、本剤投与中は、水痘又は麻疹を発症する可能性があるので留意すること
<引用>
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